2026/03/12 06:25:01 木曜日
気温5.3度天気晴れ #音声入力日記
空は既に明るい。また一歩春に近づいている感じだが、タイツ(ももひき)を脱げる日はいつになるのだろうか。そして黒いコートを脱ぎ捨てる日を楽しみにしつつ、一日一日に集中していきたい。
● 3月8日 日曜日
怒涛のスケジュールのなか、本当はゆっくり寝ていたかった。けれど、次のミッションである息子くんの引っ越しという大きな壁が立ちはだかっていたから、ばしっと起きて朝風呂で目を覚ます。
同じホテルに泊まっている保護者の方と廊下で立ち話をした。それぞれの親が、こんな形で会えるのも最後かと思うと、なんだかその場を離れがたい、悲しい気持ちがこみ上げてきて、何とも言えない空気感になる。
「また会おうね」としか言えない、切ない時間だった。
二日連続、ホテルの部屋で雪景色を眺めながらのセコマモーニング。同じフロアに電子レンジがあったから食べ物を温めるのも楽だったし、やはり景色をおかずに食べる朝食は格別だった。
ホテルをチェックアウトし、ダイソーに寄って引っ越し道具を買い足してから、息子くんの下宿へ向かう。
3年間の思い出をパッキング。吹雪の北海道で息子が旅立つ「引っ越し」
「荷造りしておけよ」と口が酸っぱくなるほど言っておいたのだが、案の定、ほとんど手付かずの状態。外はかなりの吹雪。引っ越し準備をするにはなかなか厳しく、寂しく、そして寒い。そんな天候だった。
奥さんの苛立ちと怒りが大爆発する。「頭から湯気が出る」という表現があるが、まさに湯気。それが見えるほどの形相になっていた。
結局、再度ダイソーに圧縮布団袋を買いに行ったり、簡単に食べられる昼飯を調達したり。なんだかんだと引っ越しに時間を費やし、予定していた小樽のホテルにチェックインしたのは夕方ぐらいになってしまった。
息子くんの住んでいた街から小樽までの道中、日本海の荒波が何度も目に入った。
ダイナミックで美しい。この3年間のさまざまな思いを代弁してくれるような、たくましく力強い冬の波。雪の降りもかなり厳しく、慎重な運転をせざるを得ない道のりだったが、無事に小樽に到着。
そそくさと荷物を部屋に入れ、目的の居酒屋「魚心(うおしん)」へ向かう。
小樽に来るたびに楽しみにしている、僕ら夫婦の馴染みの店だ。息子くんもかなり気に入っており、家族全員が大ファンである。
幸いなことにカウンター席が空いていて着席できたが、その直後に何組もお客さんが入ってきて、まさにギリギリセーフの状態だった。
メニューは把握していたし、店のシステムというか流れもわかっていたから、二人で切り盛りしている大将とおかみさんの動きを見ながらサクサクと注文をこなす。
あとで奥さんが教えてくれたのだが、隣に座っていた3人組が、僕らの注文の仕方をポカンと眺めていたらしい。店の流れを把握しつつ次々と注文を出す様子に、どうやらびっくりしていたようだ。
納得のいく時間。美味しい料理と美味しいお酒を堪能し、名残惜しくも店を出る。大将がわざわざ外まで出てきてくれて、最後のご挨拶。また必ずいつか来るつもりだが、やはり名残惜しい時間だった。
店の前で記念撮影をし、雪の降り積もる小樽の街を歩いてホテルへ向かう。路面も凍結していたので、ゆっくりと足元を確かめながら。
小樽での体験、記憶、思い出、景色の断片。それらが頭の中をぐるぐると巡る。こんなに慣れ親しめる街がまた一つできたことに、本当に感謝。
ホテルに戻ると、家族全員、疲れ果てて爆睡状態となった。
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